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創業者の想い

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私の夢の中の独り言

2010-04-01
written at 2010年04月01日|仕事の思い出
私にとって仕事(遮音壁)をすることは、ただ生活をする為だけではありません。私に於いて仕事をすることは、このエネルギーを何の為に使うか、そしてどう使うかである。 
このエネルギーを社会に貢献できれば本望であり、それが私の人生であります。
私はお金を必要以上に得ようとは思いません。元気に社員と仕事ができるだけでありがたい。
太陽が恵むエネルギーをソーラーパネルを通してもっと社会に届けたい。それが私の人生です。
今日は私の独り言でした。

日本初の吸音式遮音壁と37年ぶりの対面

2010-03-29
written at 2010年03月29日|仕事の思い出
昭和47年に考案した遮音壁を、国鉄さんが新幹線神戸六甲トンネル東坑口に建設してくれました。(昭和48年)私は平成22年3月27日現地を訪れました。周辺は、当時の面影は殆どなく、きれいな街に変貌し、上品で高級な住宅地になっていました。目的の遮音壁と対面致しました。はじめはダマッて見つめていましたが、しばらくして私から「お前、いくつになった?」と尋ねると「37歳になります・・・」
 「私の38歳の時の子供だったなぁ・・・あと何年生きる?」「あと、50年はもつよ、オヤジに丈夫に作ってもらったからなぁ・・・そうそう、亜鉛メッキドブ漬はスゴイぜ、長生きできる・・・ところでオヤジは良くてあと10年かなぁ」「オヤジの38歳頃は元気でしたよ、そうだなぁ、私は今もお前の弟を考案しているよ。今月3月20日に第二京阪自動車道で3人目を誕生させたよ。お前の誕生の時はNHKをはじめ、全国のマスメディアが祝ってくれたよ」1時間ほど対話し、当時を懐かしく思い出しました。
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IMGP1173.JPG
 
 
 IMGP1183.JPGのサムネール画像
 

吸音板の落下防止ワイヤーの歴史

2010-03-24
written at 2010年03月24日|仕事の思い出-
 昭和49年4月西名阪自動車道にて、米を積んだトラックが高架橋の遮音壁に衝突した弾みで、積荷の米が吸音板にぶつかり高架下の道路に落下した。(米粒の中に吸音板が数枚混じっていたようです。)
 数日後、大阪建設局を訪れると、斉藤哲郎課長が 「先ほど某メーカーの部長に相談したら、西名阪の件は吸音板としては風荷重などの自然的条件には考慮しましたが、交通事故などの不測の場合は、別に対策と検討をお願いします・・・では、ごめん・・」ということだったそうです。
 そこで 「古賀主任だったらどうする???」 「ハイ、考えますさ(大阪弁)」そして、私は神鋼鋼線工業㈱尼崎工場を大久保氏(現福岡支店長)の厚意で見学に行きました。まず、目に留まったのは、大きな硝子ケースに収まった、本四架橋瀬戸大橋の模型でした。私は 「針金の先に付いている、円筒形のものは何よ」 と尋ねると大久保氏は大きく胸を張って 「これは神鋼鋼線が開発した世界最先端のワイヤークリップです(これはエンドクランプ)」 と説明を受け、私はコレダと心に決め、どた靴の重みも忘れ我が家に帰った覚えがあります。
 その後 日本道路公団大阪管理局 交通技術課まで吸音板メーカー各社に集合されたしと連絡があり、私を含め8社が集まりました。
 そこには 岡田昭夫技術課長
平野 功課長代理
加藤恒夫技師  
 以上3氏が待っていらっしゃって、次の訓示がありました。吸音板メーカー8社共同で吸音板落下装置の開発を願う
  1)研究室は大阪管理局とする
  2)3~5タイプを試作し、破壊テストの結果もっとも優れたものを採用する。
  3)座長は岡田昭夫氏が務める
                                      以上
結果は、神鋼鋼線工業㈱ 大久保氏の指導案が採用になりました。大久保様には、ここに改めて謝意を表します。
 
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その後昭和52年頃のことです。
名神下り線尼崎付近(国鉄福知山高架橋)で事故が起き、事故現場に行ってみますと、コンクリートの壁高覧が上、三分の一が飛散し、遮音壁支柱が2本と吸音板が数枚、細い吸音板落下防止ワイヤー(φ7)にぶら下がっていました。これはヤバイと考え、支柱の頭に径の大きい18ミリのワイヤーロープを簡単に付け外しができる方式を提案致しました。これが後に悪評を招くことになりました。○遮音壁の景観が悪い○安全対策のロープは遮音壁の内部に内蔵するべきである。
※事故対策としては一応満たしたが、元に戻す費用が問題である。
(加害者にすべて弁償を求めれば良いとは言い難いと思います)
対策案
  吸音板メーカーはメンテナンスに心を広く持って頂きたいと思います。
(35年近く同じ製品を作り続けるメーカーは金型費は償還済みと想像致します)
※ゼロ戦式遮音板も大変素晴らしい遮音板ですが・・・グラマン型遮音板が実用に適しているように思えます。

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追記:上記写真は瀬戸大橋の頭頂部で撮影した写真です。
    本四道路公団のご厚意により、見学させて頂きました。
(平成17年3月2日)
 公団の方の話によると、70歳以上でこの場所に来たのは平成17年当時では私 が初めてだったそうです。

高速道路に設置されている大型遮音壁の悩みを解決した新型防音壁の話

2010-03-08
written at 2010年03月08日|仕事の思い出
従来の大型遮音壁の悩みは、交通事故で防音壁が破損した折りの修理代が高額なことであった。その点を解決したものがこれから説明する新型防音壁である。
 
IMGP1103.JPG
 写真 1   
 
IMGP0989.JPG
 写真 2
 
 
上記2枚の写真は平成22年3月20日開通する大阪ー京都間の第二京阪道路の写真です。
 下記示したものが金額比較表です。
 
 
吸 音 板  1枚  破 損 取 替 の 場 合
 
 
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  吸 音 板 1枚 及び 支 柱 1 本 破 損 取 替 の 場 合
 
 
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上記の金額にガードマン費用と元請け業者の経費が別に加算されます。
修理時間(日数)が短縮されることは、交通量確保の点からみても、良案ではと思います。
希望の方には詳しい説明書をお送り致します。                                      

山陽新幹線 逆L型防音装置の話

2010-02-16
written at 2010年02月26日|仕事の思い出
昭和49年頃、国鉄本社より私に名指しで来社、要請が参りました。その時の話です。
期待と不安を持って訪問すると、国鉄マンの方が、4~5名いらっしゃる部屋に案内され、次の事項を述べられました。
防音壁について(高架橋)
1)列車の乗客が見る景色を阻害しないもの。
2)沿線の民家及び施設に、騒音を聞こえなくする手法 
3)ヒユ音(架線とパンダグラフから出る音)はこの際除く
大体その様な内容でした。
 私の提案は、壁の上に吸音板を0.5m嵩上げし、ひさしを線路側に伸ばし補強柱を建て、その内側に吸音板を張るという構造です。(下記スケッチ参照) 
先月、山陽新幹線 福山駅付近を通過中に、逆L遮音壁が私に 「親父頑張っているぞ!」と呼びかけてきた気がしました。
 
 
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