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創業者の想い

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電池パネル

2009-12-25
written at 2009年12月25日|仕事の思い出
先日、新聞に出ていた太陽電池付防音壁の話です。
第二京阪で使用されている太陽電池付防音壁は、弊社の前背面分離式遮音壁 【特許取得済み】の背面側(化粧面)に太陽電池パネルを直接取り付けて施工したのです。【実用新案取得済み】
もともと、防音壁を設置した当初から壁面の有効活用の話題が出ては消えていましたが、今までは良い案がありませんでした。そこで思ったのが温暖化の問題で、少しでもCO2排出低減に貢献できればとの思いで背面側(化粧面)に太陽電池パネルを直接取り付けることを考案しました。又、日本の国土事情から太陽電池パネルを設置場所の確保の問題からも新たに設置場所を確保する必要もありません。事例としては、第二京阪道に設置した場所は枚方学研、交野北、交野南、寝屋川北のIC 4ヶ所の計約2400平方メートルで、最大出力は120キロワットです。
発電した電気は照明設備等の電源の一部として使用します。
陽電池パネルは、南向きの遮音壁の上部1/3ぐらいのところの背面に取り付けてあります。(下記写真参照)次回は製品の特徴について・・・
 
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高速道路に夜な夜な現れる狸さんについて

2009-12-24
written at 2009年12月24日|仕事の思い出
道路上に出没する動物は、鹿、猿、狸の順位である。
 車が接近すると、鹿、猿はとっさに避難するが、狸さんはその場に立ち止まる性質があり、おまけに岩石に似た保護色をしている。
それに木登りも天才とは知りませんでした。高速道路に設置されている人止め柵(フェンス)など、問題としないようです。(乗り越えること)私は、尊敬する日本のトンネル工事の第一人者である寺田光太郎氏(中日本高速道路 飛騨トンネル工事所長)のご指導を受けた。寺田氏は「フェンスの頭に丸くて長いもの。金属製がいいかなぁ・・・もしもそれが回転すればなお良いかも」と笑顔で話しかけられました。
よく観察しますと、
● 前足、間接、爪の動きが、うまく作動することによって、狸は、フェンスを
乗り越えることができる
 
●三つのうち、一つがくるうと狸は滑って落下する
 
成程、さすが寺田技術士だと感心しました。不幸にして、狸が侵入した場合は次の予想がされる。
交通事故による人命損傷、ガードレール、壁高欄の損壊などが問題だと思います。
既設の立入防止柵の頭部に円形の金属パイプをバンド等で固定するか、パイプが回転するようにすれば、狸さんの保護にも繋がると思います。
狸による、農作物の被害も減少すれば助かりますね。
 
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海外旅行で買った耳栓がヒントになって出来た商品 【サイレンサーボックス】

2009-12-17
written at 2009年12月17日|仕事の思い出
昭和53年、初めてヨーロッパ(英国、ドイツ、スイス、フランス)をツアーで廻ったときの事でした。商社マンの友人から「海外旅行には耳栓が必要だよ」とアドバイスを受けました。1ドルが240円だった当時、アンカレッジ空港で洋酒のナポレオンとともに購入したスポンジ製の耳栓が、日本円にして1500円程しました。こんな物が・・・と最初は思いましたが、騒音を止める効果は抜群で、すぐに安心すると同時に興味が湧き、暇に任せて何時間か観察していました。そして二つの事に気付いたのです。
ひとつに、この耳栓がなぜスポンジで出来ているかと言うこと。スポンジは大量の気泡が集まった(連続気泡)構造なので、音が気泡から気泡へと伝わっていくうちに徐々に小さくなり、最終的には音が消えてしまうのだ。そしてもうひとつ。スポンジは圧縮して密閉するとその形状を維持し、空気を入れると元の形に戻るということ。これは当然のことなのですが、当時の私の稚拙な頭ではとても不思議に思えたものです。
アメリカ航空宇宙局(NASA)で開発され、月面着陸を成し遂げたアポロ11号に使われたとのうたい文句に『すごいなぁ』などと空想にふけっているうちに、私の乗っていた飛行機は、フランスのシャルルドゴール空港に到着しました。それから、10年後の昭和63年の夏。私は名神高速一宮で支承防錆の工事をしていました。支承防錆とは、橋梁の継ぎ目の下にある金属製のローラーが錆つかないようにする作業です。
その作業中、現場の近くにお住まいのご主人がみえて、私に「高架橋の継ぎ目の音が小さくなれば助かるのだけど・・・」と丁寧な口調で話しかけて来られました。私はふと、前述の耳栓のことを思い出し、取引先の山本社長に研究試作の依頼をしました。そして後日、満足できる製品が誕生したのです。
早速、道路公団のI助役に事情を報告し、試験設置をしたところ、驚くほど継ぎ目の音が静かになり、改めて米国NASAの頭脳の凄さに感心しました。その後の平成7年1月17日の阪神淡路大地震復旧工事において、この製品が段 差により生じる騒音を食い止め、現在も大いに活躍しています。
 
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北陸自動車道横風防止柵開発の思い出

2009-12-04
written at 2009年12月04日|仕事の思い出
 昭和42年冬のことです。
北陸高速道が建設中でした。石川県内は海岸線を走る箇所があり、冬季間において特に横風により、自動車の高速走行に問題を生ずると予想されていました。私は、防風(横風)対策案を提案致しました。それは、旧日本海軍連合艦隊旗艦空母、赤城、加賀の僚艦に装備された減風装置を参考にすることでした。中味は少し話が長くなりますが、空母は常に飛行甲板に、護衛の為にゼロ戦を2~4機駐機していたそうです。
元来セロ戦は飛び上るように製造されている為、海上を高速走行すると駐機がきわめて困難で、その為に開発されたそうです。
『その減風装置を減風柵に改良したら』と対策委員の金沢大学名誉教授枷場氏に説明しましたら 面白い、実験に参加しましょう と快く参加できることになりました。そこで、試作品を石川県根上町の海岸(ヤンキースの松井選手の故郷)に設置し真冬の強風時に実験を繰り返し行いました。4種類中、いちばん良い結果がでました。誰かが「流石 日本海軍連合艦隊だ!」と大声で叫んだのが記憶にあります。
防風柵と命名され、北陸道 松任~小松間に約3万m設置されました。
当時の金沢工事事務所の所長 窪津氏  舗装工事長 松本氏
その後、約33年後の平成11年に新潟建設局より防風柵改良案の募集があり、応募 約20社以上 試験設置5社弊社は最優秀賞を受けました。
日本道路公団北陸支社 支社長 山縣 敬二氏
 
小松管理 助役 小林 敬司氏
 
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潜水艦の修理を見学して支承防錆若返り工法が誕生

2009-11-27
written at 2009年11月27日|仕事の思い出
 昭和32年、私は、長崎三菱造船所の調査員をしていた頃、ドックに赤錆が多い潜水艦を見たのです。
錆で六角ナットがパイナップルの輪切のようになっているのを、ブラスト処理すると見る間に赤錆が飛び生地のナットになり直ちにメタリコン処理、上塗りペイントをかける、この作業の手際の良さに感動した。それから23年後の夏、昭和55年7月、日本道路公団大阪管理局、当時技術部長の 高藤氏が橋の支承って知ってる?実は錆で困っている、何か良い工法がないかなぁー 潜水艦の話になると、面白い、すぐにテストやってみよう2、3年後には年間全国で約5000基に達し、累計約12万基を数えましたが、平成7年の阪神淡路大地震を境にゴム支承に変わりました。国交省、都道府県からは引き続いて工事はいただいています。
統一吸音板開発の思い出

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