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創業者の想い

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新製品の名付けの難しさ

2014-05-02
written at 2014年05月02日|思い出
開発商品の名付けには苦労します。ある会社の話ですが、その一例です。昭和30年代頃、道路が砂利道で自転車がパンクして困っておりました。パンクを修理するのに、日本ゴム糊㈱のゴム糊を使用しており、ゴム糊を缶に入れて販売しておりましたが、売り上げが今一つでした。アルミのチューブ(絵の具のチューブのようなもの)の中に糊を入れてみたら少し売り上げが回復しましたが、自転車が朝と夜に2回パンクするようなことでもないと売り上げ増加は厳しく、また道路が砂利道からアスファルトへと変わっていったことで、さらに難しくなりました。そこで、社長は考えました。アルミのチューブの在庫がたくさんあったことで、その有効利用も兼ねて全く畑違いではありましたが、歯磨き粉をクリーム状にしてそのアルミチューブに入れることを思いつきました。(当時はシオノギ製薬の管理下でした。)そして、商品名をサンスター歯磨きと命名しました。サンは朝日、スターは星の意味を表したものです。朝と夜の2回歯を磨こうという願いを込めて付けられたようです。それから2~3年の間に日本全国でチューブ入りのクリーム歯磨きが広まったようです。これは製品名もさることながら、サンスターと呼ぶ商品名も売り上げの貢献につながったのではないかと思われます。特にカタカナの”ン”を挿入すると云いやすく、覚えやすいのではないかと思いました。例えば、薬ではジンタン、ペニシリン、マイシン、米国の大統領も、ワシントン、レーガン、クリントンなど、言いやすいですね。

半壁高欄検討試作の思い出!

2014-02-13
written at 2014年02月13日|
  平成12年頃の話です。日本道路公団 関西支社が存在していた頃です。当時構造技術課長の宮内秀敏氏より『本日、内田道雄支社長がスケッチされたコピーを頂いたのを見ると、半壁高欄用の6種類の鋼製高欄の絵でした。これの 1 スパンずつのサンプルを至急作ってほしい……』との話でした。私は”内田支社長の命であればひとつ頑張ってみるか”と作り始めました。(宮内課長は1週間以内が希望でした)
 
サンプル1.jpg
 
サンプル②.jpg
 
   一週間で実物大のサンプルを作り、内田支社長室の廊下に並べました。その翌日他のメーカーの人が訪れ、設計図を提出されたところ、課長が「昨日あるメーカーが作った形状実大サンプルを6種類、廊下に並べていますよ。」「ソレハ何かの間違いではないですか?マダ一週間前にスケッチ図を頂いただけですが……?」「では19階の廊下のサンプルをご覧下さいますか?」「では是非お願いします。」その後、アバンザビルを後にされたそうです。 
※前東京都都知事が失脚されましたので思い出を書きました。
 
 
D案.jpg
 
A案.jpg
 
 
B案.jpg
 
E案.jpg
 
C案.jpg 
 

驚異的なサイズのサイレンサー誕生!!

2014-02-04
written at 2014年02月04日|仕事の思い出
   近年、橋梁のエキスパンションの間隔が長くなり、中には250m~300mに達し、伸縮量が約800m/mの遊間になっています。(冬場)橋梁の上部は遮音壁が完全に設置されているのに対し、エキスパンション 
から洩れる音が住民に対して騒音となり、関係者を悩ます事態になっています。そこで今回、大東金属㈱がジャンボ型橋梁伸縮装置(サイレンサーBOX)を登場させました。
 
 サイレンサー.jpg  サイレンサーカタログ.jpg
 
※1日の日の出とPM 2:00の伸縮作用時にも、ピッタリとフィット致します。
※1年365日でも、伸縮作用時にピッタリとフィット致します。
コンクリート橋梁遊間120m/m
 
 
施工前.jpg
 
施工後②.jpg
 
※サイレンサーボックス実績表(詳細は、当社にお問い合わせ下さい)
   昭和62年~平成25年  延 11431m  件数 207件(施工実績) 
・昭和62年名神高速道路 石仏高架橋 12m (第一号)
   現在まだ活躍中!!(26年余り)
※最近、平成26年1月完成の静岡方面の設置風景
 
写真①.jpg
 
グラフ.jpg
 
 現場では夜間、周辺の暗騒音が大変低い地区であり、大型車の高速走行時のEXPから発生する騒音が地区住民の安眠を妨げる原因と考えられます。 
 
写真④.jpg ↓拡大図 
 
取付位置②.jpg
 

#183 護衛艦 いずも 進水!

2014-01-09
written at 2014年01月09日|
 
いずも.jpgのサムネール画像
 
 いずも(図).jpg 
#183 護衛艦 いずも
 
F-35.jpg
垂直離着陸機 F-35B
 
#183 護衛艦 いずも の進水の写真を入手しましたので、今回掲載させていただきました。旧海軍の戦艦大和と比較してみました。
 
表.jpg
 
   いずもは30ノットですが、魚雷の速さは40ノットなので、私の思いとしては、いずもには、45ノットのエンジンを装備してホシイです。また、飛行甲板には高熱鋼板を張り、その上にスペースシャトルに使った耐熱タイルを張り、もしかの時のために垂直離着陸機も発進できるようにしてホシイです。昨年のフィリピンのレイテ島の台風被害が発生した時には、友達救援活動(現地語では“サンカイ救援活動”)に「いせ」と「おおすみ」が急行したそうです。次回は「いずも」も参加できればイイなぁー、と私は思っています。 

遮音壁設計から駒が出た話

2013-12-25
written at 2013年12月25日|仕事の思い出
昭和49年頃のことです。私と新妻俊三氏(故人)の2人が宝塚IC付近の環境対策で遮音壁の高さの件で話し合った思い出です。新妻氏が『中国道は片道3車線でIC付近は平地だし、5mくらいの遮音壁が必要だと思うが…どうだろうか?』と、質問されました。私は、『5mといえば刑務所の塀をイメージしますね。むしろ”へ”の字の様に片屋根の様な遮音壁はいかがでしょう?』と話すと、山崎課長に相談してみる事になり、後日(開通前)、2案をテストすることになりました。コンサルタントの石黒氏の指示で、当時としては大掛かりな実験となりました。  
 
A案③.jpg
 
※ A案の家から「TV にゴーストが出る」との 話有り
※ B案の家からは「うちのTV は正常です」との返事有り
     そこで2人でB案にしようと決めました。おそらく山崎課長もご存知ないと思います。(現在では地デジTV なので、なんの問題もないと思います。)B案についてですが、【もっと安く支柱を制作出来ないものか?】の問題については、私は、『H鋼を一部分だけR 曲げすると出来ます。』と答えました。(下図参照)
 
下図(2).jpg
 

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